まんがを描いてみたいけど、なんだか難しそう…ってピヨってるコ、いるかな? まんがを描く一歩をふみ出せる、ちょっとしたコツを教えるよ♪ 「わたしは読む専門!」ってコも、知っていると、まんがをより面白く読めちゃうこと間違いなし! このふたりのおしゃべりに、5分だけつきあってみて♪

みっく
おえかきが大好きな小学生で、
愛読書はもちろん「ちゃお」♡

ペンぴよ
まんがが大好きなふわふわの小鳥。インクの染みた
羽根と尾がチャームポイント。
描き文字は絵の一部!
みっくちゃんとペンぴよが、ヒーローまんがのように登場⁉ 「ドン」や「シャキーン」のオノマトペが、登場シーンの迫力を盛り上げているよ!
※オノマトペ…音や声、様子などを表す言葉のこと。くわしくは前回のvol.13をチェックしてね。


みっくちゃん、今日もオノマトペを掘り下げてくよ。

OK! 楽しみ~♡

今日は実際に、オノマトペをどうデザインするか、比べながら考えてみよう! まずは、みっくちゃんのこの↓まんがで、ふきだしに入っていない「ドンッ」に注目。


いちおう確認なんだけど…描き文字っていうのは、オノマトペみたいな印象づけたい言葉を、文字の形まで工夫して手描きしたものだよね。

そう! その通り★ 決まったデザインはないから、どう描くかは作者のセンスによるんだよ。それじゃあ、犬が女の子にぶつかっているオノマトペの音「ドン」をいろんなデザインで描いてみよう!

①<基本>
②プレーンな文字をふちどりした形で、音に厚みが出た感じ。
③太くてベタぬりした文字で、重さを感じる。
④カゲがついて、さらに重さがアップ!
⑤荒々しいカゲやブレがついて、衝撃の大きさを感じる。

~上の①~⑤と比べてみよう~
⑥ふちどりの形でも、細かったり小さかったりすると、そこまで重さを感じない。
⑦ベタぬりの文字でも、細くて文字の線が離れているとどことなく軽やかな印象。
⑧太くても全体的にまるっこいと、ぶつかった衝撃感はうすれる。

わー! 並べてみると、印象のちがいがよくわかるね♪

でしょでしょ? 例えば「剣をひきぬいて出すシーン」でよく見る「シャキーン」の音も、描き文字でこんなに↓変わるんだよ。


Aだと、文字の先がとがっているせいか、出した剣がするどそうに感じる!
Bだと、細くてブレた線だから、剣を素早く出したように感じたよ!

描き文字次第で、シーンの雰囲気が変わってくるよね。自分でも、いろんなデザインを考えてみるといいよ♪

わたし、さっきの2コマまんがを描き直してみたい!
【Before】

↓↓↓↓↓
【After】


あらま! ストーリーが変わっちゃった‼

えへへ。ぶつかる衝撃音のオノマトペを描き文字にしたら、ちがうオチになっちゃった~♪
おまけのぷちテクニック♡

まんが/ハラミユウキ