「ちゃおまんがスクール」2024年2月号の受賞作を掲載中！

『陽だまりノート』

真田麦　23歳

絵：5点、ストーリー：4点、合計：9点

あらすじ：毎日、教室のすみっこで好きな絵を描くのが日課の武里（たけさと）さん。いつかはあこがれの少女まんがを描いてみたいけど、一歩踏み出す勇気がなくて…。そんなとき絵を褒めてくれたのがクラスの元気な男の子・小菅（こすげ）くん。彼の得意な体操を見てまんがを描く勇気をもらった武里さんは…。

講評：扉絵から最高のかわいいにあふれてる！　一言ではあらわせないキャラの繊細な感情がにじむ表情や仕草も素晴らしいです！　ただ背景に白いコマが続くと全体的な画面の印象が薄くなるので注意。背景の描き込みを増やして、華やかな画面を目指しましょう。ストーリーは、ヒーローが好きな体操と、お話を作れないヒロインの悩みがすこし噛み合わなかった印象。まんがを描けなくなった過去のエピソードをお話の展開に組み込めると良かったかも。クライマックスまでの盛り上がりを意識 してプロットを作ってみましょう。

担当者より：透明感のあるキラキラした雰囲気を表現するのがとても上手♪　音楽など絵で表現するのが難しいテーマに挑んでみても よさそう！　次作も期待！

『osumouアレルギー☆』

花丸愛実　34歳

絵：3点、ストーリー：3点、合計：6点

講評：相撲の題材がとても斬新。チャーミングなエンタメ精神も最高です！　ただ、相撲と恋のエピソードをうまく絡められず、苦心している印象がありました。一緒に相撲の練習をしてヒーローは応援する側にまわるなど、盛り上がりのピークが一致するようにプロットを組んでみましょう。立会いもすこし迫力不足に見えるから、体の立体感を意識して画力アップを！

『乙女事変』

桜井海帆　26歳

絵：2点、ストーリー：3点、合計：5点

講評：ヒロインの勢いとギャグセンスが◎。読者を巻き込むテンションの高さに感心しました。ただ、メリハリが弱くて一本調子に感じるのは残念。ジェットコースターをイメージしてテンションの緩急を作ってみてください。デッサン力の向上も課題です！

『ぱじゃまでおじゃまっ！』

福来はなの　24歳

絵：3点、ストーリー：2点、合計：5点

講評：愛くるしい絵にほっこり。ラストの笑顔もステキです。ただパジャマや妖精のデザインはかわいさを追求して、細部までこだわり抜いてほしいところ！　本題に入るまでもやや長いので、お姫様になる夢を最初に 描いて読者の興味を引き付けましょう！