ーーTVアニメ『薬屋のひとりごと』の主題歌のオファーをいただいたときの心境を教えて!
ソロとしては初めてのTVアニメのオープニングテーマだったので、すごくうれしかったです。さらに、『薬屋のひとりごと』の第1期はかなり話題になっていたので、第2期のオープニング曲をお任せして頂けるのなら、しっかりといい楽曲をお届けしなくちゃいけないなと言う責任感と、ワクワクドキドキでいっぱいでした!
ーー楽曲制作で気を付けたことを教えて!
第2期ということもあり、新たな風を感じていただけるような楽曲を作りたかったんです。なので、この『百花繚乱』では、今までの私の曲にはなかったエッセンスを入れてみたいと思い、メロディラインやサウンドなど、かなり挑戦的な楽曲を作っていきました。
主人公の猫猫(まおまお)と私自身の性格で重なり合う部分を探し、言葉を選んでいきました。新しい出会いや、そこで出会った人たちとのコミュニケーションを通じて新たな世界に触れることで、自分の世界が少しだけ広がることってあると思うんですよね。私自身、5年前にYOASOBIが始まり、それまで1人で作詞作曲してきた人生から新しい風が吹き、今の自分になっていったんです。この物語でも、誰かと出会い、一緒に目標に向かい、果敢に取り組んでいくことが描かれているので、そのポジティブな気持ちを歌詞につづっていきました。

ーーTVアニメ『薬屋のひとりごと』の魅力は?
たくさんあるんですが、私が楽曲を書いたときに深堀りをした部分は、キャラクターの人柄、性格、生き様でした。猫猫(まおまお)は知性が溢れていて、どんなに無理難題を突き付けられても、自分でしっかりと解決方法を探し、楽しんで解決していくんです。それって、肉体的にも、精神的にも強くないと、できないことだと思うんですよね。あとは、映像もすごくキレイですし、“後宮”という世界の鮮やかさ、きらびやかさの描かれ方がすごく素晴らしいんです。

ーー『百花繚乱』とアニメのオープニング映像も素晴らしいですね!
素敵ですよね。私が作ったメロディの譜割りや雰囲気にあわせてキャラクターが動いたり、表情が変わることに感動しましたし、キュンキュンしました! ぜひちゃおっ娘にもじっくりと見てもらいたいです!
ーーでは最後にちゃおっ娘にメッセージをお願いします!
私自身、『薬屋のひとりごと』の第1期を見て作品の大ファンになったので、第2期のオープニングテーマとなるこの曲には、その愛をたっぷりと詰め込みました。アニメを楽しみにしてくださっているみなさんにも、この楽曲を愛していただけたらうれしいです!

りらちゃんが大ファンだからこそ書けた、物語に沿った歌詞と、挑戦に満ちたサウンドは聴けばドキドキすること間違いなし! TVアニメと一緒に何度も聴いて楽しんでね!
Profile
2000年生まれ。東京都出身。YOASOBIのikuraとしても活動中。
映画『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』では声優と主題歌を担当。
▶︎アニメ「薬屋のひとりごと」公式HP
©日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会
撮影/大靍 円(昭和基地)スタイリスト/船橋翔大(DRAGON FRUIT) ヘアメイク/YOUCA(VIXI 文/吉田可奈