「ちゃおまんがスクール」2025年9月号の受賞作を掲載中！

まんが家になりたいみんなは、まんスクに集まれ～♪
まんスクで3スター賞に入選すればかならず担当がつくよ☆ デビューのチャンスを逃さないで！

今回の受賞者を発表！ なんと…4スター賞が2編、3スター賞が2編、2スター賞が1編、1スター賞が1編だよ！

『マーメイド♡あ♡フリル』
しおたゆん　21歳
絵：7点、ストーリー：6点、合計：13点

あらすじ：フリフリのお洋服に憧れていた人魚のナーナ。海では叶わないと思っていたその夢が、ロリータファッションのるみか・・・との出会いで、キラキラ輝きはじめて…!?

講評：人魚×ファッションのキラキラした世界観はかわいさ全開♡ 髪型やフリルへのこだわりが光るていねいな作画が印象的で、アクスタなど現実の小物を取り入れる遊び心も◎。おしゃれと歌が大好きなナーナと、デザイナー志望のるみかの想いが交わって、「アイドルになる」という夢が生まれる流れは、少女まんがらしいエモさ満点です♪ ただ、ナーナが決意を伝えたあとの展開が、やや味気ないのはすこし残念。人魚のお兄さんが人間に見つかるピンチを乗り越えて、ふたりでライブを形にする展開があれば、もっと胸が高鳴る作品になりそう。海のきらめき表現に力を入れてファンタジーな世界観に読者を引きこめたらもっと最高！　次作では小さな迷いや不安もすくいあげるモノローグで、大人っぽい感情のゆれを表現する作品にも挑戦してみてください!!
担当者より： 低学年読者に表現を届ける姿勢が伝わってきて好印象♪ 絵柄がかわいいので男の子キャラや恋愛要素も取り入れて、表現の幅を広げていきましょう！

『キスからはじまる大魔法』
稲垣あゆみ　36歳
絵：6点、ストーリー：6点、合計：12点

あらすじ：人間と仲良くなるため人間界の学校にやってきた魔法使いのロロ。使い魔のトキといっしょに通ってるけど、最近なんだかトキのことがカッコよく見えてきて…!?

講評：華やかで艶のある絵柄に釘付け♡ とくにヒーローの照れ顔や感情の見せ方がとてもうまくて、ドキドキするシーンがたっぷり詰まっていました！ 演出センスもバツグンで、うっとりするようなキスシーンは一枚絵としての魅力がキラリ☆ 一方で、魔法使いや使い魔の設定が「キスシーンを盛り上げるため」に見えてしまうのはすこし残念。ヒロインに使い魔が必要な理由や、魔法使いが人間と関わる目的をしっかり描けると、キャラの行動にも説得力が生まれて、もっと引きこまれるお話になるはず♪ 色気のある絵柄は、やや大人向けに見えるところがあるから、ちゃおっ娘が憧れるようなキラキラした笑顔やビジュアルも研究してみましょう。このキャラと世界観でどんな夢を届けたいかを見つめ直して、ちゃおっ娘に愛される作品をめざしてください!!
担当者より： 絵の華やかさはプロレベル♡　時間の流れやキャラの位置関係がわかりにくい場面もあったので、読者にやさしいコマ作りも意識してみてください♪

『君は作り物』
川嵜結心　20歳
絵：4点、ストーリー：5点、合計：9点

あらすじ：完璧すぎる人気モデルの夏央梨かおりは、生徒会長をつとめる辰巳たつみのかわいい後輩くん。だけどある日、メイクで理想の自分をつくっていた彼の素顔に気づいた辰巳は!?

講評：メイクを通じて変わろうとするひたむきな想いが伝わってきました♡ 絵や構図も上手で、表情の見せ方にセンスがあります。ただ、冒頭のおせっかいエピソードやラストのすれ違いは、展開や感情の動きがすこしわかりにくい印象も。とくにラストでは、ヒロインが彼の好意に気づけないことに納得できるセリフまわしを工夫したいところです。ちゃおっ娘に想いがまっすぐ届くよう、構成はなるべくシンプルにまとめてみてください♪
担当者より：キュンとする表情の見せ方がステキ♪ ヒロインの悩みがやや複雑に感じられたので、気持ちの流れをわかりやすく整理してみて。期待しています!!

『夢のまに魔に！』
この冬璃　
★初投稿賞 ＋１万円★
絵：5点、ストーリー：3点、合計：8点

あらすじ：毎晩、亡くなったお母さんと夢の中で会っていた優衣ゆい。でもその夜に現れたのは黒い羽を持つ不思議な少年…。その正体は夢に入りこむ悪魔のインキュバスで…!?

講評：色気のある絵とていねいな作画に引き込まれました!! ただ、インキュバスの設定が物語にあまり活かされていなかったのはすこし残念。夢に入りこんだり、生気を吸い取ったりする彼の力をヒロインとの関係や展開に絡められると◎。また、コマ割りが細かくて絵が小さくなりがちなので、見せ場では大きなコマを取り入れ、記憶に残るワンシーンをめざしましょう。お話にすっと入りこめるような大胆な導入の演出も意識してみてくださいね♪
担当者より：ていねいな画面作りに感心!! 次作では、泣き顔や笑顔などの感情表現をもっとダイナミックに見せて、読者の心を揺さぶる演出をめざしましょう！

『魔法の薬』
小花衣幸　16歳
★U18賞＋5千円★
絵：4点、ストーリー：3点、合計：7点

講評：母の死を聞いて、悲しみをぐっとこらえる主人公の表情が胸に迫りました。難しい構図へのチャレンジ精神も◎。描きたい想いやテーマがあるのも魅力ですが、情報が多くてお話の軸がぼやけているのはすこし残念。「母の病気をなおすために研究に打ち込む」という軸に沿って、いらない要素を削り、いちばん伝えたい感情が届くようにお話を組み立ててみましょう！

『これがもし少女漫画なら、』
江戸川うり　24
絵：2点、ストーリー：3点、合計：5点

講評：やさしい絵の雰囲気にほっこり。表情がやや単調なので『ちゃお』のまんがを参考に顔や体の描き方を練習してみて。エピソードを通じて恋心の深まりを描くことも心がけてください。

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