「ちゃおまんがスクール」2025年1月号の受賞作を掲載中!

まんが家になりたいみんなは、まんスクに集まれ~♪
まんスクで3スター賞に入選すればかならず担当がつくよ☆ デビューのチャンスを逃さないで!

2024年下半期ベスト賞を発表するよ!!

液晶ペンタブレットorデジタル一眼レフカメラ

『お迎えにあがりました』
佐倉つゆみ 27歳
絵:5点、ストーリー:4点、合計:9点

あらすじ:死神のナツメに下った指令は「人間の理解を深めること」。でも、無愛想な高校生・ヤマトと仲良くなろうと悪戦苦闘するうちに、彼の魂を奪えなくなり…!?

講評:カワイイ死神の衣装に釘付け♡ イキイキしたヒロインの表情や、三者三様のかっこいい男の子たちも魅力的! ただ、死神の使命、恋、ライバルなどすこし要素が多めなので、テーマをしぼってヒロインの成長を描くことを心がけて。課長が魂の回収を中止する流れも、やや唐突な印象があるから、ラストにつながる伏線を意識してプロットを見直してみましょう!

担当より:非常に魅力的なキャラを描くのが得意な佐倉さん! カメラワークの使い方が丁寧で、「このキャラの、このシーンを見せたい」と言うのがすごく伝わってきます…! 素晴らしい! デビュー後も読者の心を揺さぶる作品を一緒に作っていきましょう!!! 期待しています!! 

ここからはいつものまんがスクール!!

『ココロぎゅっと!』
かない花梨 24歳 
絵:4点、ストーリー:4点、合計:8点

あらすじ:自分の気持ちを言葉にするのが苦手な心音(ここね)。心のモヤモヤをぬいぐるみのくーちゃんにぶつけていたら、なんとくーちゃんが人の姿に変身! その日から心音の内気な性格を変える特訓が始まって…!?

講評:カワイイつくも神に癒やされる♪ いろいろな種類の神様を登場させるアイデアがステキです。ていねいに描かれた華やかな画面から、ふしぎでワクワクする世界観もしっかり伝わってきます。ただヒーローはすこし魅力が足りない印象。ヒロインとの特別な絆や、つくも神ならではのエピソードを加えると、魅力をもっと引き出せるはず。ヒーローの表情もすこし硬いから、より豊かな感情表現を意識して、ちゃおっ娘が魅力的に思うヒーロー像を研究してみましょう。
ストーリーの要素が盛りだくさんで、ヒロインの成長が見えにくいのも気になる点です。クライマックスでヒロインが自分の意見を主張するシーンに向けて、クラスで感じる居心地の悪さをヒーローといっしょに乗り越えていく、ストレートなプロットを作ることができれば、もっと共感しやすいお話になりそうです!

担当より:熱意のこもった原稿をしっかり受け止めました。『ちゃお』らしい発想力と読者を楽しませようとするサービス精神が満点です♪ これからもチャレンジをやめずに前に進んでいきましょう!

『恋にバックグラウンドは必要ですか?』
咲良美桜 20歳
絵:3点、ストーリー:3点、合計:6点

あらすじ:陽菜(ひな)は里帰りしたおばあちゃんの田舎で、かっこよく成長した健司(けんじ)くんと再会。だんだん彼に惹かれていく陽菜だけど、滞在できる時間も残りわずかになって…。

講評:キラキラした瞳でヒロインのかわいさをステキに表現できていますね♪ ただ、田舎の豊かな自然を演出に活かしきれていないのはすこし残念。読者が田舎の空気を感じとれるような、迫力のある描き込みが欲しいところ。たとえば、星空を眺める場面では、魚眼レンズのような構図を使うなど、カメラワークの工夫をしっかり研究してみましょう!
ヒロインからのアクションが少なくて、エピソードが細切れに見えるのも改善点。心に傷を抱えて都会に帰りたくないヒロインが、ヒーローのがんばりにふれて新たな挑戦をする…といった、キャラの感情を動かすストーリーの主軸を意識して、ダイナミックな感情の盛り上がりを演出しましょう。

『放課後スタディ』
霜月ありす 26歳
絵:3点、ストーリー:2点、合計:5点

講評:ヒーローに勉強を教えてもらうなかで、恋が進んでいく青春劇をきれいにまとめていますね。ただ、勉強をする以外のエピソードがとぼしく、やや単調な印象を受けるのはすこし残念。ヒーローの魅力を伝える大胆な見せ場を作って、恋のドキドキを盛り上げる工夫があるとよかったかも。絵については、表情や体の動きが硬くて、ワンパターンになっているのが気になります。服のしわや陰影までこだわりぬいて、さまざまなアングルから人物を描けるように練習しましょう。ていねいな作画を心がけることが上達の早道です!

『私のトキメキボーイフレンド』
水菜そら 16歳 ★U(アンダー)18賞★
絵:3点、ストーリー:2点、合計:5点

講評:色気がある手指の描き方に、強いこだわりを感じました! 場面の空気感を演出する構図やアングルにも、読者を惹きつけるセンスがあります。すこし意地悪だけど優しいヒーローも、かっこよく描けていますが、魅力を伝えるエピソードが少なめだったのが惜しい点です。「ふたりはどうなっちゃうの」とドキドキワクワクさせる展開があれば、キャラの魅力をもっと表現できるはず。ふたりの関係を深めていくようなエピソードを充実させましょう。作画はまだ荒削りですがセンスは十分! たくさんを絵を描いて画力のレベルアップをめざしてください!

『ヒミツのふたり。』
夢宮なぎ 20歳 
絵:2点、ストーリー:3点、合計:5点

講評:席替えから始まる恋の雰囲気を一生けん命に描こうとする姿勢が伝わってきます。「不良なのにいい人」のギャップを見せる工夫も感じますが、不良らしさを見せるエピソードがなく、すこし中途半端な印象です。彼への見方が変わる流れも、ヒロインの頭の中だけで展開しているので、具体的なエピソードを描いて説得力を出しましょう。絵については、まんがを描く道具をきちんと揃えて、つけペンの入りぬきから練習してみるのがおすすめです。好きな作家さんのコマ割りを模写してみるのもいい勉強になりますよ!

みんなもドシドシ応募して
アドバイスをもらっちゃお★

このページをシェア!