「さくら前線」由紀ちゃんの言葉の真相。「純★愛センセーション」ファンタジックな恋愛漫画の視点。「エンジェル・ハント」本当のラスト。おおばやしみゆき先生インタビュー【第2弾】描き下ろしイラストも公開中!

純愛センセーション

©︎おおばやしみゆき(小学館)2008

おおばやしみゆき先生の大人気作品「さくら前線」「純★愛センセーション」「エンジェル・ハント」について、連載中の思い出や今だからこそ明かされる秘話を聞きました。第2弾では「純★愛センセーション」についてと、おおばやし先生が漫画家を目指した理由やルーツについて紹介します。

ーー親友をかばって死んでしまった純ポンが、飛び降り寸前の女子高校生・愛に遭遇し助けようとしたところ乗り移ってしまい・・・というファンタジックな要素もある恋愛ストーリー。ChuChu(ちゅちゅ)2008年2月号~2010年2月号で連載の大人気作品「純★愛センセーション」ですが、連載当時の思い出などありますか?

おおばやしみゆき先生

おおばやし先生:
やはり普通の恋愛ストーリーというのは、私にはなかなか難しいなと思っていて、何か普通ではない設定をと思い、この作品では魂が入り込んでしまうという設定を入れたんですよね。
最終回はちょうどChuChu(ちゅちゅ)が休刊になるタイミングだったんですが、通常よりも増ページで描いて欲しいという編集部の希望があり、どう描くかたくさん試行錯誤をした記憶があります。

純愛センセーション書影

ーーおおばやし先生にとって「純★愛センセーション」はどういう作品ですか?

おおばやしみゆき先生

おおばやし先生:
設定部分にファンタジックな要素はあるのですが、普通の恋愛を描いてみようとしたけれど、難しいなと思った作品です。

スペシャル描き下ろしイラスト公開!
ちゃおコミでの特集にあわせて素敵なイラストを描き下ろしていただきました!

『純愛センセーション』描き下ろしイラスト

©︎おおばやしみゆき(小学館)2022

おおばやしみゆき先生

おおばやし先生:
2人が楽しくゲームをやっているのを見たいなと思って描きました。高校生くらいの時のイメージです。

たくさんの読者を魅了する作品を生みだし続けた、おおばやしみゆき先生の漫画家を目指したキッカケやルーツ

ーー漫画家を目指したキッカケを教えてください。

おおばやしみゆき先生

おおばやし先生:
同人誌を描いていたときに山辺麻由先生と知り合いまして、「これだけ描けるのにどうして投稿してみないの?」と言われました。私としては、パロディ的なものは描けても物語をつくるなんて出来るだろうか?と思っていたのですが、「思い出づくりでもいいからまずは出してみたら? 小学館は作家を育ててくれるから良いよ。」と言われ、ちゃおに投稿してみたのがスタートですね。

ーー―先生が影響受けた漫画などあれば教えてください。

おおばやしみゆき先生

おおばやし先生:
子どもの頃はずっと「キャンディ♡キャンディ」(講談社)を読んでいました。「ハイカラさんが通る」(講談社)や「ガラスの仮面」(白泉社)もとても好きでした。あとは「超人ロック」(少年画報社)とかも好きでしたね。
花とゆめを読み始めて「はみだしっ子」(白泉社)を読んだり、成田美名子先生の作品などを読んでいました。
最近だと「本好きの下克上」(TOブックス)が好きで、フェルディナンドというキャラクターが魅力的なんです。小説を最後まで読みました。

インタビュー第2弾、いかがでしたか?
ファンタジックな要素を入れつつも最高のピュアラブストーリーを楽しめる「純★愛センセーション」是非読んでみてください。
そして、私もちゃおで漫画家になりたい!と思っているあなた!是非投稿をお待ちしております。



第3弾は、大人気作品「エンジェル・ハント」について紹介します。

おおばやしみゆき先生インタビュー第1弾はこちらから

おおばやしみゆき先生インタビュー第3弾はこちらから



純愛センセーション

「純愛センセーション」


▼あらすじ▼

親友の賀正をかばい、死んじゃったお気楽男子・純ポン。この世でさまよう純ポンは、飛び降り寸前の女子高生・愛に遭遇。助けようとしたら、なぜか乗り移っちゃって!??これってもしやファンタジー??いえいえこれぞ最高級ピュアラブストーリー。




 

おおばやしみゆき先生

9月4日生まれのおとめ座。血液型はB型。大阪府出身。

デビュー作は「ミラクルミステリートイレットへようこそ」(1993年ちゃおデラックス秋の号に掲載)

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